事務所PC 2台リプレース+1台追加
株式会社t様事務所の2台のPCの内、1台の調子がずっと悪く、Excelが不可思議な動きをしてユーザーを悩ませたりしてきました。2台ともWindows7でした。社員一人分のPCを追加導入する予定でしたので、その追加のタイミングで元の2台もWindows10機に入れ換える作業を承りました。
ネットショップで業務用PC3台と、新規分のモニター1台を選定、4度の見積で概要が固まり、購入して事務所に納品してもらい、実際のリプレース作業に入ります。
既存のPCを置き換え、モニターを繋ごうとしたら、新しいPCにはDisplayPortとVGA端子しかなく、逆に既存のモニター2台にはDisplayPortはなく、VGAの他はそれぞれHDMIとDVI端子しかありません。大阪・梅田のヨドバシカメラに変換プラグの在庫を確認したら持っているとのことなので、取り置きしてもらって、急遽、買いに走ります。大阪での作業だったので助かりましたが、既存モニターと業務用デスクトップPCを繋ぐ場合、モニター端子の様式を良く確認しておく必要があるという教訓を得ました。
さて、PCを設置出来たら初期設定です。OS導入済みのPCでしたのでイメージ流入やsysprepでの初期化作業はありません。そもそも3台程度なら全機同時進行で設定作業を進めた方が時間的にも早く進めることが出来ます。
初期設定を終え、ユーザー・パスワード・固定IP・ゲートウェイを仕込んでワークグループを設定し、LANに接続、それぞれのMicrosoftアカウントでOfficeを認証。既存PCからOutlookの.pstファイルをそれぞれ移し、メール使用環境を復元。新規PCはメールアドレスが割り当てられていないため設定は無しでした。
既に構築・使用しているファイルサーバ・バックアップサーバに接続できることを確認。各デスクトップにファイルサーバのフォルダーショートカットを作ってやればデータも今まで通り使用することが出来ます。ファイルサーバを構築しておく大きなメリットのひとつでしょう。
ここまで行って、バックアップサーバへの定期システムバックアップを各PCに再設定。バックアップイメージを保存するフォルダに向けて、夜間のバックアップスケジュールをひとつひとつ設定していきます。この作業に結構時間が割かれます。もしかすると、この事業所のシステムイメージを作成し、複製・sysprepでキッティングしておけば、障害時の業務立て直しがもっと簡単になるかも知れません。が、そこは費用と効果の関係でどの程度の台数ならキッティングベースの方が良いのかを研究しておくのも大事かなと思います。
次にネットワークプリンタを再設定。3台とも設定しましたが、この日、スキャナの取込フォルダを設定し忘れて、後日対応でフォローする形となりました。スキャナ設定は忘れがちになるので今後も注意が必要です。スキャナは、うまく設定出来てもトラブルも少なくないので結構な神経を使います。
最後に、新しいPCにはCD・DVDドライブが付いていないため、ファイルサーバのDVD-RAMを各PCから共用できるように設定。もう必要ないかなととも思いながらの作業でしたが、後日、経理を担当されている会計事務所様が会計ソフトの入れ直しを計るときや ( 結局、ネットから取ってきてインストールしなければならなかったようですが ) 、DVD-ROM版の筆まめの再インストールに必要になったりと、まだまだディスクドライブの用途は絶えないので、この設定も忘れず行うように気をつけたいと思います。